Arts Managerを志すwackyのロンドンからの徒然メモ
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最初で最後の1stラッシュ? |
うふふふなご報告です。
春学期(1〜3月)の履修科目は2教科とも、1stです。 春学期に履修した科目(Music, Media and Industries:Keith Negus担当)の論文が返却されました。悪戦苦闘した課題だったので、結果が「1st (70%以上)」評価でビックリしました。何人ぐらい1stを取ったのか不明ですが、スタッフにも驚かれたので、多分数名だったのかしらと思います。(履修人数は30〜40人ほど) 課題のテーマは選択制で、政府による芸術支援とその影響について書こうか悩みましたが、Research Projectでも政府助成について取り組んでいたので、結局、企業による音楽と音楽への助成について書きました。日本のクラシック音楽界にみる企業メセナや西欧と日本におけるCSR(企業による社会奉仕活動)の相違点、日本で積極的に参加する大手企業と某在京オケのケーススタディを素材にして論じました。 担当教授は、秋学期のIdentityの授業でも読んだ本の著者だったり共同著者だったりしたKeith Negusだったので、どんなに面白い講義になるのかと思いきや、これ(企業助成に関して)は自分にはレクチャー出来るほど資料も知識も無いから、もしこのトピックにするなら、自力で頑張るように、と。その学期初めの衝撃的な宣言通り、授業では1回もこの企業助成に関しては触れられませんでした。トピック別に別れてのグループディスカッションやグループチュートリアルでも、私たちの話を教授はただ頷いて聞いているだけ。(おいっ!と突っ込みたかったです。この教授の授業スタイルや方向性は、現にMA生から抗議数は多いです)最終的に、このトピックに取り組んだのはクラスの中で3人だけ。最後までよく顔をあわせていたクラスメートは前日までかなり苦戦していた模様です。 Title: "Is corporate sponsorship good for music and musicians?" This is a difficult question, as there is very little literature available. You have conducted some thorough research and structured your essay in a clear and imaginative manner. You produce an impressive away of evidence and examples to support your case. 批評もとても好感触で、にんまりです。資料もデータも時間も十分になくて、ホントに崖っぷちで書いていたので、信じられないです。英語添削に協力してくれた英国人友人(決して同居人ではないです)と英語サポートの先生に大感謝です。それから、貴重な情報を流してくれた元インターン先上司陣にも! ああ、嬉しい! ● ● ● ● ● もう一つは、ナニだったかと言うと「Indeterminacy and Improvisation: 1950-2000」。 この授業は、基礎知識に欠けたまま望んだので、授業中に涙をこらえて、帰りに廊下でメソメソするの繰り返しでした。笑 Title: How could it be argued that free improvisation can be as composed as a composition itself? Make close reference to the work of ONE musician or improvisation group. ということで、まず、improvisationを3つに分類定義し、improvisationとcompositionの比較をし、さらにAMMというロンドンを拠点に活動するfree improvisation groupを題材に、free improvisationとは何ぞやと論じました。これは、下調べに大分時間をかけ、作曲コースの友人にいろいろと相談をし、書き始める時には、頭の中がクリアな状態で、自分でも納得いく構成を立てられたので、非常に満足していました。英語添削ボランティアの作家(ライター?)の先生も、専門分野と趣味の範囲だったようで、とても楽しそうに2時間半もかけて(!!←通常は最長1時間のセッション)見てくださり、私の論文内容に反論をだしてくださったり、これも聴いてみなさい、読んでみなさい、このバーはオススメだから行ってみなさい(笑)とかなり乗り気でした。 秋学期のidentityと同じ担当講師のTomからのコメントは、 I like your systematic approach, though you could often do with a few more references or sources. Your invocation of 'taste and memory' isn't really accurate and clear. Nevertheless, full of good points, very well researched; you deconstruct the opposition of improvisation and composition with skill. Your discussion of AMM is particularily interesting. またもや、referenceが十分出ないとの指摘。でも、授業が全然わからなくて、困り果てた時に、この本を読んでみなよとメールをくれたり、エッセイの方向性が見えなくて混沌としているときに、AMMをきいてみなさいと親切にtipsをばらまいてくれたのは全部、彼。私の大学でPhD(博士課程)を終え、若いのに本までだしています。 (クリックすると、TomのHPに飛びます) 授業スタイルは、若さが溢れて、かなり「テキトー」な感じもしましたが、毎回handoutを用意してくれたり、メールでも細かいサポート(essayのシラバスなんかも気軽に添削してくれる)をしっかりしてくれたり、本当に気さくで良い人です。それに、彼のボキャブラリーは本当に面白い。とっても勉強になりました。 ● ● ● ● ● で、いつも英語面でも精神面でもサポートしてくれたEFLのPaulに報告をすると、おめでとうとともに以下のような返答がやってきました。 Notice the lecturer's comments about what she/he liked: 1: Good research 2: Good support for your ideas -basically using evidence produced by your research. [you did these two by yourself] AND, 3: Clear and 'imaginative' organisation of your material. [This is what Ihelped you with] そう、つまり、良いリサーチは良いアイディアポイントを生み出し、良いアイディアは明確で、かつ創造的な論法を生み出すことが可能になるのです。だから、どんなに苦しくても、基礎readingはやらなきゃと再確認しました。 この調子で、気を抜かず、9月からも修士課程本番、頑張るぞー。 と、9月に備えて、今年のReading Listのコピーを貰ってきましたw Primal Booksは、半数以上、読んであるので、休み中に新しい本と一緒に読んで、reviseしたいとおもいまーす♪ PR |
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1stおめでとうございます
wackyさん
私が数日間日本へ行っていた間に、こんなにも喜ばしい記事がアップされていたとは!! 1stの評価凄いですね!! おめでとうございます! Paulも、さぞ喜ばれたことでしょう。 私も、まるで自分が1stの成績を取ったかのように嬉しいです。 そして、モチベーションがぐんと上がりました。 修士論文で1stをもらえるよう、私も頑張ります!! おかえりなさ〜い♡
日本は暑かったですか?それとも、じめじめ雨だったでしょうか? Paulも、9月からも僕の授業取るんだよっ、いいね!とガシッと型をつかまれ言われました。あはははー、えぇ、全てあなた様のお陰でございます。 あきよさんも修士論文、後半戦ですね! 何かお手伝い出来ることがあったら、教えてくださいね〜 |
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