Arts Managerを志すwackyのロンドンからの徒然メモ
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LSOxHardingxLang Lang |
2007年4月12日(木) 19時半開演 バービカンホール Pierre Boulez Mémoriale Ravel Piano Concerto in G Luke Bedford Outblaze the Sky Berlioz Symphonie fantastique Lang Lang piano Daniel Harding conductor London Symphony Orchestra * * * * * 興奮冷めやらぬwackyでございます。 だから今日は文章、破壊的ですが、悪しからず。 ランラン、驚異的でした。 Natalie Dessay以上の衝撃。 今まで「オーバーアクション」だなんて、食わず嫌いしていました。 ごめんなさい。 ラヴェルの冒頭2分で、落ちました。 なんじゃこりゃ!って思いました。笑 (もちろんラヴェルの作品じたいにも「すごい!」と思いましたけれど。) He was outstanding, fabulous, breath-taking..... He is a mad music monster. But I absolutely love, adore his music. He is the muse. But,,,, he could have gone MAD. Have you ever seen it?? "Lang Lang Gone Mad" He was exactly no-doubtedly like this... 有名どころで、You Tubeの「Lang Lang Gone Mad」っていうのがありますが、まさにです。まさにこのまんま。狂気と興奮のピアニストです。 初めて男性演奏家で、ヘアスタイリスト仕様の髪型の演奏家に出会いました。 どんなにmockしても一糸乱れないその完璧なスタイリング。笑 そして、衣装が面白い。 それだけでも、十分に「うほーw」です。 アンコールは中国の曲だそうで、半分以上、即興のように聴こえました。 why he is fantastic: ■ステージマナーが美しい (お辞儀や動作がとても丁寧で、他のartistへのrespectfulな態度が◎) ■音楽が体中から溢れてくる (アクロバティックなまでの、演奏スタイルのせいか?) ■音のデパート ■エンターテイナー性 (見ていて、無条件に笑顔になってしまう) ■心に色んな感情と傾れ込んでくる音楽 (ラヴェルの2楽章とアンコールは、ブラーボ、ブラーボ、ブラーボ!) ■あと、その卓越した機械のような正確なテクニック (演奏中に客席をまじまじと眺めたり、ほとんど鍵盤見てないのも怖いです) 昨晩よりwackyのofficial favourite pianistです。 もっというと、under 40で、一番素敵だと思うピアニストです。 とにかく、音がいい。 もし音の図鑑があるとしたら、ランランのピアノはそれかな。 音楽性も豊かだし、怖いまでのリズム感の良さと、完璧なテクニック。 私が言うのも無礼ではありますが、大体どんなピアニストでも「こう来るだろう」と予想出来る演奏が多いけれど、ランランは予想以上、期待以上のことを「あらよッ」とやっていくピアニストです。サーカスのようなエンターテイナー素質があるというか。笑 聴いていて、身体がウズウズするんです。 もう居ても立ってもいられないぐらい血がざわめく音楽。 音楽で頭がいっぱいになる演奏をランランはします。 一生聴いていたい「音」を持ったピアニストです。 Universal Music Official Video Clip on You Tube Chopin; Nocturne No.8 In D Flat Op.27 No.2 BerLin Philharmoniker/Simon Rattle:ベルリンフィルピクニックコンサート? Tchaikovsky Piano Concerto part 1 終演後に、サイン会がありまして、もちろん並びました。 中国人の女の子の大群にまみれつつ、1人で黙々と待ちました。 もうここまでくると、マネジメントの使命だとかいっている余裕はありません。ミーハー心大全快。やっぱり一ファンとして、ここは押さえておかないと…。 手帳の裏表紙とプログラムにサイン頂きましたw 手帳に関しては「Here? Are you really REALLY sure?」とランラン本人に念を押されました。笑 その後、列の前にいらした老紳士にお願いをして、写真を撮って頂き、後日送って頂くことに…♡快くお願いされてくださった紳士に改めて大感謝。 他の曲についても触れます。 1曲目、バルトークは非常に繊細で、余韻や残響が美しい作品でした。ハーディングも小編成なので、指揮棒を持たずにいました。 後半に「サプライズ」で、本公演の最大スポンサーUBSの「LSO and UBS Sound Adventures」の一環としての若手作曲家の世界初演がありました。バルトークとラヴェルのあとでは、ちょっと感度に優れないかなという印象も否めませんが、シンプルな構造の耳に優しい作品でした。マネジメント学生としては、企業とオケとの関係も気になるところです。詳しくは、UBSのホームページでどうぞ。 で、幻想ですよ。ラヴェルの華々しさは一気にここで吹き飛びました。 ハーディングの幻想は、力強くてどっしりした感じでした。2楽章は本当に華やかなワルツ。3楽章は「新世界」と同様で、たぶん人間の限界に近いほどのslowさ。でも、本当によく考えてある解釈でした。待ってましたの「断頭台」(オケ作品でベスト3に入るぐらい大好き)は、もうたまりません。4楽章は、ここぞとばかりに何かが弾けたような演奏でした。 ハーディングの指揮を初めて見ることができました。いつもはちょうど第2ヴァイオリンで見えないんですが、昨夜はラッキーで、初めてvisualもしっかり見ることが出来ました。ちょうど横顔を捉える角度だったのですが、彼の顔をフルに使った様子は意外でした。(ちょっと怖かった)プロモーション写真のcoolさは、正直微塵もないです。苦笑。指揮自体も、とてもダイナミックで、ある意味ランランと似ているというか…でも、とても解りやすい指揮です。あぁこういう音が次来るっていうのが私たちにも伝わってくるんです。(その指揮に、敏感に反応するLSOもスゴいです) 音楽への情熱と敬愛が溢れる指揮でした。 満足な一晩でした。 良い音楽で久しぶりにお腹がいっぱいです。 ランランやハーディングと仕事ができるように頑張るぞー! (あくまで、ミーハーな私。苦笑) PS:LSO日本公演が、来週月曜日16日に東京シティオペラでありますね。ランランとツィンマーマンもソリストで同行するようです。 →東京オペラシティ:コンサートカレンダー4月 →LSO:コンサートカレンダー PSのPS:バービカンセンターでは、毎週水曜日は学生証/ISCカード提示で、劇場(Theatre)は半額になります。詳しくは、サイトでご確認ください。(もしかしたらbox officeでの購入券のみ対象かもしれません。) PR |
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