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何故、リンゴ?
CATEGORY : [College] 2007/01/27 18 : 49
今とっている大学のコース必修科目の中に、留学生のための学術英語の授業があります。で、水曜日はリスニングとスピーキングで、金曜日はリーディングとライティング。個人的には、水曜日の方が脳みそ稼働率が低くてすむから好きだけれど、来週、試験準備でプレゼンをすることに…。まぁいいですけどね。でも、選んじゃったお題が「人権は西洋社会の理想なのか?」たぶんもっと簡単なのにすれば楽だったのかな。

* * * * *


昨日、リーディングとライティングの授業で、ギリシャ神話をフロイト的に考察するという作業をやっていて、ふと思った。

何故、リンゴ?


風よりも早く走る美しい女ハンター(英語では、Huntress)のアタランタは、父親に結婚するようにと諭される。けれども、自由の身でいたいアタランタは父親にあることを願い出る。それは、自分と競走して勝った男性がいれば、その人と結婚し、また負けた場合は男性を殺す、ということ。美しいと有名なアタランタと結婚するために国中から沢山の男たちがやってきて、競うが誰一人として彼女に勝てない。そうこうするうちに、その残酷な仕打ちを一目みようという人までもが村にやってくるようになった。ある日、ヒポメネスも、また、どれほど彼女が残酷かということを見にやってきたが、彼女を見るなり一瞬にして恋に落ちてしまう。そこでヒポメネスは愛の神アフロディーテに助けを借り、3つの金のリンゴを貰う。レースの最中に疲れた振りをして、金のリンゴを転がすと、アタランタは不思議と吸い寄せられてしまう。それを横目に、ヒポメネスは本領を出し、アタランタとの闘いに勝つ。

で、あとは仲良く暮らしましたとさ。のような展開。


ここで、疑問だったのは、なぜリンゴ?リンゴの象徴するものは何なのか。西洋文化内では、ことにリンゴが特別な意味をもっているように思う。聖書のアダム&イブで出てくる禁断のリンゴ、白雪姫の毒リンゴ、そしてヒポメネスの金のリンゴ。

日本文化を考えると…特にそういう意味を含んだ果物は思い浮かばない。一瞬「桃源郷」が頭をよぎったけど、違うしね。誰かが「全然違うけど、干し柿の甘さって最高の甘さなんでしょ?」と言っていた…。うーん。おいしんぼの受売りらしいけど、だいたい干し柿ってそんなに甘いっけ?

3つの金のリンゴっていうのも気になる。なんで「3つ」なのか。キリスト教では「3」は三位一体などで神聖な数字なんだけど、逆に10足した「13」は不吉な数字。(イタリアでは「17」も不吉らしい。)ちなみに日本では「4」が不吉だけれど、韓国や中国でも同様で、韓国に至っては、建物/部屋の番号や階数などに少し前までは「4」が存在しなかったそう。おもしろい!

それに、クラス内でイタリア人の子の発言で「面白いのは、ハンターだったアタランタがリンゴで捕まっちゃうことよね」。ずばり!気づいてなかったけど、本当にその通り。その他にもこの神話内には象徴的なことやunderlying meaningがたくさんある。


とゆーことで、少し目線を変えるだけで、文化的背景やフロイトのいうpsycoanalysisが見えてきて、面白いなぁと一人ワクワクしてしまった、金曜午後でした。笑


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