Arts Managerを志すwackyのロンドンからの徒然メモ
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私だけじゃない! |
今、聴講でとっている「Romanticism and Musical Structure」という授業。早い話が、ロマン派音楽作品の分析の授業です。シェーンベルクの理論やシェンケンのアナリーゼ理論をもとにみています。
もともとロマン派好きだし、興味本位で1回目に参加したところ…いきなりベートヴェンのワルトシュタインを分析。 …って、ベートヴェンは古典派。でも、late classicismで後期作品はロマン派に近いからなのか… 先生は「Music and Modernism」と同じ先生で、 これが… 絵に描いたような鼻眼鏡学者。(Harry Potterに出てくる一番小さい先生にちょっと横顔が似ている。)マシンガントークが問題というよりは、孤高な雰囲気がぷんぷんで、誰かが質問してもほかの先生を考えるとありえないぐらいに冷たい。 間違っても「Excuse me, could you explain that again?」とは言えない… 日本でも多少は和声学、作曲法や楽式をやったから、分析の基礎はわかっちゃいるが…、先生、すすむの早すぎやありませんか??1回目はcatch up¬e takingいっぱいいっぱいで全体の理解度60%。今日だめだったら聴講取り消しと覚悟していったが… 肝心の先生が、休みで休講。 教室前に集まった勤勉な現地学生陣と話していたら、急遽プチ勉強会開始決定。皆、この1週間の間に図書室で本を借りたりして、勉強していたのにはびっくり。 で、やっていてわかったのが… It wasn't just me!! They didn't understand what he was talking about neither!! 「???」だったのは私だけじゃなかったっ!(おいおいおいおい。喜んでいる場合ではないだろう by私の半分)シェーンベルク分析法に関しては、むしろ細かい理論のことは、私のほうがつかんでいた… 意外すぎ。 →気が遠くなるようなバッハの分析基礎練習に感謝。 現地学生でもわかんないことあるんだ。。。 そりゃ、そうなんだけどね、彼女らも人間ですから。 でも、なんだかほっとしちゃった。 一気に肩の力が抜けた感じ。 わからないのは私だけじゃない。 (って、どっぷり安心してもいられないんだけど。) 正直、いいよなって思った。 授業が休講になったから「わーい、帰ろう!」じゃなくて「じゃあ、先週の復習でもやらない?」って自発的に勉強するこの積極的な姿勢。 先生のアプローチの仕方にも話が花咲く。 わからないことはわかるまで質問するし、どの人の話にもちゃんと耳を傾けてくれる。(私の無謀とも思えた理論解説もわかってくれた。笑) 3人いた現地学生のうち、2人は恐らく40〜50代。 家庭や仕事をもちながら、大学生としてちゃんと勉強している。 えらいよなぁ。 英語がハードルになってたとしても、24時間自分だけを考えていればいい私。 文句ばっかりは言ってられませんな。 勉強しよ、勉強。 いいクラスメートがいると、自然とmotivationもあがるし、 学校生活自体が楽しくなる。 PR |
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