Arts Managerを志すwackyのロンドンからの徒然メモ
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価値観 |
他人と生活するって下らないことで気を使う。
それに、どーでもイイことが気になったり、どーでもイイことにイライラしたりする。(ごみの出し方とか、食器の洗い方とか、使ったら自分で洗えよとか、私は便利屋じゃないよとか。)もちろん私だって、知らないところで気を使わせてるだろうし、イライラもさせてるんだと思う。というより、思いたい。だから、お互い様だと思う。 同居人は来年も私とシェアする(新しいフラットに引っ越して)つもりでいるみたいだけど、私は100%本気で「いいよ」って言えない。一人で住みたいたいとも思うし…(もちろんシェアした方が安いんだけど)。 We both think alikeだと思っていたけど、実はかなり違う。そりゃ人間ですから当然と言えば、それまでだけど。 何が嫌だからっていうのがハッキリ言えないし、思いつかないんだけど、たぶん何気ない生活の癖とか、価値観や金銭感覚の差が、無意識のうちに私に彼に対する多少の違和感をもたらしてるんだと思う。 祖母に育てられて、もったいない性の私には考えられないというか、ちょっと!って思うことが多々ある。電気とかお水とか。なぜ家を長時間(1時間以上)空けるってわかってるのに、暖房やパソコン、ライトをつけっぱなしで出て行くのか。ライトは用心としても、暖房はいらないじゃんと思う。クールビズ/ウォームビス精神だって当たり前だよ。夏にセーター着るなら、冬にはもっと保温性高いセーター着れば良い。高いって言うなら、脳ミソ使って節約しろよって。(確かに頭はいいけど、生活能力とか応用能力がないのかもとときどき感じる。) ちょっとの工夫で、もっとエコロジカルに地球に優しく経済的に暮らせるのに。 それに、彼は見てる限り、かなり派手に消費する。太っ腹といったら聞こえが良いけど、ご両親のサポートが今年までだからって思っているからなのか、ほぼ決まっている進路先の収入に安心しているからなのか、毎日外食したり、高いもの(ブランド系)も毎週のように買ってくる。聞けば、いつもホテル内のかなり良いレストランやバーで食事してるらしい。私のお金じゃないし、私に損害は何一つないんだけど、でも、ちょっとなんだかなぁって思う。 私も両親が全面的に資金を出してくれて、ロンドンに留学している。両親のお金で生活させてもらってる。私のお金じゃない。だから、自分で稼いだお金以上に大切に使いたいと思ってる。(といいつつも、演奏会に足げく行っておりますが…) 私がいくら使ったところで、きっと両親は何も言わないし咎めたりしないと思う。だからといって、湯水のごとく好きなように使うことなんてできない。だって、もう23だよ。本当なら働いて自分で稼いでるべき歳じゃない。 自分が稼いだお金なら、どう使おうと勝手だと思う。だけれど、お金を無惨に使う人って、やっぱり無惨な人だと思う。モノを大切にするとか地球に優しいとか、社会道徳的な価値観や人道的な価値観というか、平衡感覚は失いたくない。自分の周りやステータス、交友関係が変わることで、それなりに生活における価値基準も変わると思うよ。でも、今は「学生」じゃない。例え、大金持ちになったとしても、私は質素な生活が良いと思う。 質素ということは、決して貧乏といことじゃない。ケチケチ生きるってことでもない。シンプルで気持ちよく暮らすということ。多少の贅沢は必要だと思う。そういう贅沢を本当にたっぷり過ごすために、質素に幸せに生活することが、贅沢をより贅沢にさせるんだと思う。何も金銭的なことだけじゃなくて、時間そのものの「質」が本当に大切なんだと思う。 ちょっと頭を使えば、いっぱいのお金を使わなくても、もっと幸せに心豊かな温かい生活が送れる。もしかしたら、手間ひまもかかるかもしれない。でも、そうやってちょっと時間をかけると意外な発見があったり、小さな幸せが見つかったりして、もっと楽しくなる。 いつか仕事に時間に追われて、お金をかけることしかできなくなる日がくるかも知れない。でも、それはそれでいいと思う。それでしか、安らげたりゆっくりしたり「質」を維持する方法がないんだったら、そうするしかないと思う。でも、それはまだまだ先のこと。今の私がするべき選択じゃない。 私って、やっぱりただのケチケチ貧乏性なのかな。 同居人を否定するわけじゃない。彼の人生なんだから、彼の思うように暮らせば良い。ただ私とは根本的な考え方が違うっていうだけ。良い友達でいるのと、良い同居人でいるのは難しい。でも、彼との同居生活が全てイヤって言うわけではない。楽しいことや救われてることも沢山ある。彼がいてくれると安心することだっていっぱいある。他人と暮らすってきっとこういうことなんだよね。 PR |
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