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ENO: Satyagraha
CATEGORY : [Music: Concerts/Recitals] 2007/04/30 06 : 16
2007年4月26日(木)
19:30開演
英国国立歌劇場


Satyagraha


M K Gandhi:Alan Oke
Miss Schlesen:Elena Xanthoudakis
Mrs Naidoo:Janis Kelly
Kasturbai:Anne Marie Gibbons
Mrs Alexander:Jean Rigby

Mr Kallenbach:Ashley Holland
Parsi Rustomji/Lord Krishna:James Gower
Prince Arjuna:Robert Poulton
Conductor:Johannes Debus
Director:Phelim McDermott

Assoc Dir/Set Design:Julian Crouch
Costume Designer:Kevin Pollard
Lighting Designer:Paule Constable
Video Design:Leo Warner and Mark Grimmer for Fifty Nine Productions Ltd


ENO presents the London stage premiere of Philip Glass's Satyagraha. As India marks her 60th year of independence, this visually stunning new production by Improbable (Shockheaded Peter, Theatre of Blood) explores how Mahatma Gandhi developed non-violent protest into a powerful force for change. The ENO Orchestra and Chorus play a pivotal role in this hauntingly beautiful ensemble piece starring Alan Oke.

'Causing a sensation in London' - see Newsnight's 12 April interview with Philip Glass:
Click here

* * * * *


実に斬新なオペラでした。
オペラと言うより「新時代の音楽劇への試み」と言った感じです。

音楽は、Note on Scandalの作曲家 Phillip Grassで、ミニマリズムでした。1幕はヘ短調の分散カデンツァの2パターンのみ。2、3幕も同様で、常に同じテーマが1シーンを網羅して行く。夢に出てくるかと思うぐらいでした。笑

ガンジーが迫害されたり、人々が靴を脱いで裸足になったり、象徴的なシーンがいくつもありました。もっと歴史を詳しく知っていれば…、もっと色んなことに気づけたのにと思います。

演出がとても凝っていて、というより工夫に溢れていて、音楽以上に面白かったです。たとえば、床は新聞紙を使っていたり、劇中にも新聞紙やセロテープを大量に使うのですが、ちゃんと綺麗にして行くところまでも、さりげなく演技(振り付け)として含まれているのです。あとは、新聞紙の張り子で出来たような人形たち。決して「lovely」な可愛さではないけれど、人間味あふれる愛くるしさがあり、ハウルなどに出てきそうなキャラクターでした。


あと2回で公演は終了してしまいますが、また近い将来再演が見込まれますので、そのときは是非御覧ください。





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こめんと [ 0 ] とらっくばっく [ 0 ]
Murray Perahia Recital
CATEGORY : [Music: Concerts/Recitals] 2007/04/30 05 : 32
2007年4月23日(月)
19:30開演
バービカンホール


Bach Partita No 2 in C minor
Beethoven Piano Sonata No 15 in D 'Pastoral'
Schumann Fantasiestücke
Chopin Ballade No 4 in F minor

アンコール:ブラームス 六つの小品より インテルメッツォ
      ショパン 練習曲 作品10-4

Murray Perahia piano

* * * * *

ペライアのピアノは、落ち着いている。
バッハから始まり、ベートーヴェン、シューマンと続いて、ショパンで終わる。
絵に描いたような王道プログラム。

プログラムそのものは、決して長くはないけれど、中盤は精神力のいる田園ソナタと幻想小品集。
田園ソナタは、意外にも熱かった。
幻想小品集は、走馬灯をみているようだった。

全体がよどみなく時間が流れて行く演奏会だった。




こめんと [ 0 ] とらっくばっく [ 0 ]
LSOxHardingxLang Lang
CATEGORY : [Music: Concerts/Recitals] 2007/04/13 23 : 50
2007年4月12日(木)
19時半開演
バービカンホール


Pierre Boulez Mémoriale
Ravel Piano Concerto in G
Luke Bedford Outblaze the Sky
Berlioz Symphonie fantastique

Lang Lang piano
Daniel Harding conductor
London Symphony Orchestra

 * * * * *

興奮冷めやらぬwackyでございます。
だから今日は文章、破壊的ですが、悪しからず。

ランラン、驚異的でした。
Natalie Dessay以上の衝撃。

今まで「オーバーアクション」だなんて、食わず嫌いしていました。
ごめんなさい。
ラヴェルの冒頭2分で、落ちました。
なんじゃこりゃ!って思いました。笑
(もちろんラヴェルの作品じたいにも「すごい!」と思いましたけれど。)

He was outstanding, fabulous, breath-taking.....
He is a mad music monster.
But I absolutely love, adore his music.

He is the muse.
But,,,, he could have gone MAD.
Have you ever seen it?? "Lang Lang Gone Mad"
He was exactly no-doubtedly like this...

有名どころで、You Tubeの「Lang Lang Gone Mad」っていうのがありますが、まさにです。まさにこのまんま。狂気と興奮のピアニストです。


初めて男性演奏家で、ヘアスタイリスト仕様の髪型の演奏家に出会いました。
どんなにmockしても一糸乱れないその完璧なスタイリング。笑
そして、衣装が面白い。
それだけでも、十分に「うほーw」です。
アンコールは中国の曲だそうで、半分以上、即興のように聴こえました。


why he is fantastic:
■ステージマナーが美しい
(お辞儀や動作がとても丁寧で、他のartistへのrespectfulな態度が◎)
■音楽が体中から溢れてくる
(アクロバティックなまでの、演奏スタイルのせいか?)
■音のデパート
■エンターテイナー性
(見ていて、無条件に笑顔になってしまう)
■心に色んな感情と傾れ込んでくる音楽
(ラヴェルの2楽章とアンコールは、ブラーボ、ブラーボ、ブラーボ!)
■あと、その卓越した機械のような正確なテクニック
(演奏中に客席をまじまじと眺めたり、ほとんど鍵盤見てないのも怖いです)


昨晩よりwackyのofficial favourite pianistです。
もっというと、under 40で、一番素敵だと思うピアニストです。

とにかく、音がいい。
もし音の図鑑があるとしたら、ランランのピアノはそれかな。
音楽性も豊かだし、怖いまでのリズム感の良さと、完璧なテクニック。
私が言うのも無礼ではありますが、大体どんなピアニストでも「こう来るだろう」と予想出来る演奏が多いけれど、ランランは予想以上、期待以上のことを「あらよッ」とやっていくピアニストです。サーカスのようなエンターテイナー素質があるというか。笑
聴いていて、身体がウズウズするんです。
もう居ても立ってもいられないぐらい血がざわめく音楽。
音楽で頭がいっぱいになる演奏をランランはします。
一生聴いていたい「音」を持ったピアニストです。

Universal Music Official Video Clip on You Tube
Chopin; Nocturne No.8 In D Flat Op.27 No.2

BerLin Philharmoniker/Simon Rattle:ベルリンフィルピクニックコンサート?
Tchaikovsky Piano Concerto part 1


終演後に、サイン会がありまして、もちろん並びました。
中国人の女の子の大群にまみれつつ、1人で黙々と待ちました。
もうここまでくると、マネジメントの使命だとかいっている余裕はありません。ミーハー心大全快。やっぱり一ファンとして、ここは押さえておかないと…。

手帳の裏表紙とプログラムにサイン頂きましたw
手帳に関しては「Here? Are you really REALLY sure?」とランラン本人に念を押されました。笑
その後、列の前にいらした老紳士にお願いをして、写真を撮って頂き、後日送って頂くことに…♡快くお願いされてくださった紳士に改めて大感謝。

Lang Lang


他の曲についても触れます。

1曲目、バルトークは非常に繊細で、余韻や残響が美しい作品でした。ハーディングも小編成なので、指揮棒を持たずにいました。

後半に「サプライズ」で、本公演の最大スポンサーUBSの「LSO and UBS Sound Adventures」の一環としての若手作曲家の世界初演がありました。バルトークとラヴェルのあとでは、ちょっと感度に優れないかなという印象も否めませんが、シンプルな構造の耳に優しい作品でした。マネジメント学生としては、企業とオケとの関係も気になるところです。詳しくは、UBSのホームページでどうぞ。

で、幻想ですよ。ラヴェルの華々しさは一気にここで吹き飛びました。
ハーディングの幻想は、力強くてどっしりした感じでした。2楽章は本当に華やかなワルツ。3楽章は「新世界」と同様で、たぶん人間の限界に近いほどのslowさ。でも、本当によく考えてある解釈でした。待ってましたの「断頭台」(オケ作品でベスト3に入るぐらい大好き)は、もうたまりません。4楽章は、ここぞとばかりに何かが弾けたような演奏でした。

ハーディングの指揮を初めて見ることができました。いつもはちょうど第2ヴァイオリンで見えないんですが、昨夜はラッキーで、初めてvisualもしっかり見ることが出来ました。ちょうど横顔を捉える角度だったのですが、彼の顔をフルに使った様子は意外でした。(ちょっと怖かった)プロモーション写真のcoolさは、正直微塵もないです。苦笑。指揮自体も、とてもダイナミックで、ある意味ランランと似ているというか…でも、とても解りやすい指揮です。あぁこういう音が次来るっていうのが私たちにも伝わってくるんです。(その指揮に、敏感に反応するLSOもスゴいです) 音楽への情熱と敬愛が溢れる指揮でした。


満足な一晩でした。
良い音楽で久しぶりにお腹がいっぱいです。
ランランやハーディングと仕事ができるように頑張るぞー!
(あくまで、ミーハーな私。苦笑)



PS:LSO日本公演が、来週月曜日16日に東京シティオペラでありますね。ランランとツィンマーマンもソリストで同行するようです。
東京オペラシティ:コンサートカレンダー4月
LSO:コンサートカレンダー

PSのPS:バービカンセンターでは、毎週水曜日は学生証/ISCカード提示で、劇場(Theatre)は半額になります。詳しくは、サイトでご確認ください。(もしかしたらbox officeでの購入券のみ対象かもしれません。)





こめんと [ 0 ] とらっくばっく [ 0 ]
LSO x Harding
CATEGORY : [Music: Concerts/Recitals] 2007/03/27 07 : 30
2007年3月25日(日)
19:30開演
バービカンセンター


Dvorák The Golden Spinning Wheel
Berg Violin Concerto
Dvorák Symphony No 9 ('From the New World')

violin:Frank Peter Zimmerman
conductor:Daniel Harding
London Symphony Orchestra

 * * * * *

春がきました。


そういう演奏でした。笑
特に、 The Golden Spinning Wheel。サワヤカな風がビュンと吹いて行きました。

ベルグのヴァイオリン協奏曲は、本当にオモシロい。
ベルグのピアノソナタも面白いと思ったけれど、オケになると、音色が豊かになる分、本当にぐんと面白い。もちろん20世紀以前の西洋和声法にのっとったハーモニーではないけれども、かといって完全無調でもない。ミサ音楽のような洗練ささえもある。


そして、本日の目玉「新世界」。

いつもクーベリック指揮ベルリンフィルの演奏ばかりをCDで聴いてきたせいか、とても新鮮に聞こえた。特に、2楽章は、語りかけるような心地よい遅さだった。ちょうどひとつひとつフレーズごとにキッチリ深呼吸しているようなゆったり感。たぶん、今まで聴いた2楽章の中で一番遅いテンポだったと思う。がらっと変わって3楽章。ハーディングの「新世界」は横に流れる力が強いように感じた。

でも、どうしてあの2楽章の有名なメロディを聴くと、何とも言えない安堵感を覚えるんだろう。日の出とも言えず、入り日とも言えず、心がどんどん澄んでいく音楽。

4楽章は、待ってましたの「con fuoco」。熱狂する音楽の嵐。金管による力強い旋律に、踊りだしたくなるような弦によるテーマ。最後の圧倒的なリフレイン。人間はなす術もなく、ただただ音楽に飲み込まれる瞬間。最高!


高校生の頃、1ヶ月誤差ぐらいで、フィラデルフィア×サヴァリッシュ、チェコフィル×アシュケナージで同じように「新世界」を聴いた。同じホールで、同じ編成のオーケストラ。でも、根本的なものが違った。何が違うって、音楽にながれる「血」が違う。フィラデルフィアは、アメリカ的な底抜けた明るさと奔放さが音にあった。チェコフィルには、土臭いでも懐かしい音があった。どっちが良いわけでも、悪いわけでもない。指揮者の解釈の影響もあると思う。でも、同じ「作品」なのに、こうも違う「音楽」になるんだとそのとき初めて知った。


"Every nation has its music. There is Italian, German, French, Bohemian, Russian; why not American music? The truth of this music depends upon its characteristics, its colour. I do not mean to take these melodies, plantation, Creole or Southern, and work them out as themes.... But I study certain melodies until I become thoroughly imbued with their characteristcs and am enabled to make a musical picture in keeping with and partaking of those characteristics." --- Antonin Dvorak




音楽って、良い。
私もピアノ、復活しよう。






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LSO x Harding
CATEGORY : [Music: Concerts/Recitals] 2007/03/23 06 : 27
2007年3月22日
19:30開演
バービカンホール


Rameau Dances from Hippolyte et Aricie
Mahler Symphony No 7

conductor: Daniel Harding
London Symphony Orchestra

 * * * * *

えーと。
前半のラモーは、場外で聴きました。
大学で粘りすぎて、遅刻…。反省。

マラ七は、初めて頭から集中して聴きましたが、マーラーって派手だ。
派手と言うより、艶やか。
圧倒的な「華」が目の前にどーんとやってくるような音楽。
もちろん、短調だから、どんより感はあるけれど、でも、「華々しい」。


ハーディングが指揮をふるLSOは、いつもと弦楽器の配置が違うので、音が違う波でやってきます。ハーディングは、踊るように指揮を振る。というと語弊があるけど、モニターでラモーをふる彼は、魔法使いのようでした。一振りで、きらっとした音が、二振り目は、全然色の違う音。虹が生まれでてくるような指揮です。






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Evgeny Kissin
CATEGORY : [Music: Concerts/Recitals] 2007/03/08 07 : 23
2007年3月5日(月)
19:30開演
バービカンホール
(バービカンセンター)


Schubert Sonata in E flat D568
Beethoven 32 Variations
Brahms Six Pieces op.118
Chopin Andante spianato and Polonaise in E flat

Evgeny Kissin (piano)

<アンコール>
Liszt 愛の夢
Mendelssohn 春の歌(?)
Chopin 子犬のワルツ
他 計5曲

 * * * * *

キーシンのピアノは、F氏曰く「機械みたいに正確」
私は「鮮やか」だと思う。

前に音楽の友でシューベルトのソナタへの批評を読んで以来、ずっとキーシンのシューベルトを生で聴きたかった。「圧倒させる精神力で弾ききった」というシューベルトのソナタが聴きたかった。

まず、目を引いたのは、ステージ上にも約50席、客席が設けられていた。チケットは既に完売で、ホールはもちろんほぼ満席。日本人を含んだアジア系のお客様が目立った。


やっぱり、この人すごいなと思ったのは、シューベルトよりも、ベートベンよりも、ブラームスの「6つの小品」だった。ホールと客席の位置関係で、音響が決していいとは言えなかったけれど、でも「あっ」って思った。ほとんど間を空けないで、6つ弾ききった。途中、流れ落ちてくる汗を(実に巧妙に)拭いながら、30分以上、ぴーんと張った糸みたいな緊張感で弾ききった。すごい。

最後のショパンは、板に付ききっている演奏というか、もう完璧に自分の肉となり血となりな演奏だった。怖いほどに思い切りが良い気持ちが良い演奏だった。


例によって、このロンドンでも長ーいアンコール。
途中、熱狂的なファンと思われるおばちゃんが走りよったり、色々あったけれど、それでも出てきては演奏し、6曲も演奏をして、大喝采をあびて、ステージを降りていった。


キーシンの演奏を聴いていつも思うのは、彼のピアニッシモの繊細さと正確さ。絶対に「これ」っていうピアニッシモを、完璧なコントロールで出してくる。ある意味、神がかってる。あれで、まだ34歳。やっぱり「神童」は健在なんだな。



【小話】
バービカンの3階席(バルコニー)のD列は、A〜B列よりも音響的に良かったです。





こめんと [ 0 ] とらっくばっく [ 0 ]
内田光子×LSO 2
CATEGORY : [Music: Concerts/Recitals] 2007/03/08 06 : 53
2007年3月3日(土)
19:30開演
バービカンホール
(バービカンセンター)


James MacMillan The Confession of Isobel Gowdie
Mozart Piano Concerto No 21, K467 in C Major
Tchaikovsky Symphony No 4

Mitsuko Uchida(piano)
London Symphony Orchestra
Sir Colin Davis (conductor)

<アンコール>
James MacMillan "Stomp" (world premiere)

 * * * * *

2/21に引き続き、LSOのモーツァルトピアノ協奏曲シリーズ第2弾。
言うまでもありませんが、内田さんのモーツァルトP協の演奏が素晴らしいこと。
なので、細かいことは言及しません。

本当にモーツァルトは「ピンク色」です。
どうしたらあんな音が出るのかな。
(水仙色の衣装も素敵だった。)
音楽に魅き込まれるっていう瞬間が存在するなら、あの21番はまさにだったと思う。
内田さんとLSOの音楽で頭がいっぱいになった。
いつも雑念が多いのに、この日だけは、頭が音楽で独占された。
音楽に落ちるって、きっとこういうこと。


21番は、大学で初めてオケ伴奏をやった曲なので、本当に懐かしかったです。
あー、ここはこうだった、そうそうこの弦と管の組み合わせの音など思い出に浸ってしまいました。
やっぱりカデンツは、内田さんオリジナルで、今までに聴いた記憶がないカデンツァでした。もっと聴いていたかった!

よくよくプログラムをみたら、1曲目が2/21と同じで、ちょっとガッカリ。6日だったら、ベト2番だったのにぃぃ。
チャイコ4番はCDでしか聴いたことがなかったので、新鮮でした。あんまり叙情的で、でも悲しくて、涙が出てしまいました。


しかーし!
この後、びっくりが。

3日がちょうどバービカン開館25周年で、特別パンフレット配布&終演後、フリーシャンペンが!
おまけに特別アンコールで、6日プログラムで世界初演だったはずの曲が…

「We thought we want to hear it tonight」

という、これまたハチャメチャなスピーチとともに(それ以外にもおめでとう的な前置きはあったけど)6日に世界初演予定の曲を演奏決定。日本では考えられませんです…

そして、この曲が面白い。 Stompと言う題名で、直前に演奏されたモーツァルトP協21番第2楽章とチャイコ交響曲第4番第4楽章を一部パロディの様にアレンジしてあって、客席から苦笑が…。さらに、この曲は、ギルドホールから優秀な生徒が選ばれて、各管楽器の演奏を行うというもので、私よりも若い(であろう)奏者たちが颯爽と登場。緊張してるんだろうなぁという顔の人も、演奏後は満面の笑み。


 * * * * *

それにしても、音楽聴いて久しぶりに心を満たされた気がしました。やっぱり生の音楽はいい!





こめんと [ 0 ] とらっくばっく [ 0 ]
蝶々夫人
CATEGORY : [Music: Concerts/Recitals] 2007/02/23 06 : 26
2007年2月20日(月)
19:30開演
英国王立歌劇場
(コヴェントガーデン)

Giacomo Puccini "Madama Butterfly"
プッチーニ作曲「蝶々夫人」

Conductor: Nicola Luisotti

Director: Moshe Leiser and Patrice Caurier
Set Designs: Christian Fenouillat
Costume Designs: Agostino Cavalca
Lighting: Christophe Forey

Cio-Cio-San: Liping Zhang
Pinkerton: Andrew Richards
Sharpless: Alan Opie
Goro: Martyn Hill
Suzuki: Elena Cassian
Bonze: Jeremy White
Kate Pinkerton: Liora Grodnikaite
Yamadori: Quentin Hayes
Imperial Commissioner: Jacques Imbrailo

 * * * * *

感想を一言。

「悪趣味なジャポニズムを観た気がする」


えー、その通り。なんだかしっくり来ない演出でした。アートとしては美しいけれども、日本人としては「何かが違う」。楽しみきれなかった要因の中に、たぶん観ているときに

お辞儀するときは、膝曲げない!
着物のときは背筋を伸ばす!
着物で歩くときは内股!
泣くときは着物の袖を使うといいのに。

とか、くだらないことを一々突っ込んでいたからだと思うけれど。それにゴロ役の人が…顔が白塗り&丸ほほ紅で、一瞬、バカ殿か道化かと思いましたよ…


最後がまた特にイタダケなかった。どうして綺麗に息絶えないのか。あれは「美しくない死に方」に見えました。「ハラキリ」精神に反しますよ。

   ♪ ♪ ♪

それにしても、腹立たしいのはピンカートン。笑
やっぱりunfaithfulな男性は、いつの時代もいけません。

それから疑問なのが、日本のあの時代に「バラ」や「ジャスミン」が親しまれていたのだろうか。最も蝶々さんは、アメリカ人になりきろうとしていたから、庭にバラやジャスミンがあったとしても不思議はないけれど…。

   ♪ ♪ ♪

音楽的なことを少々。サクラや星条旗のテーマがそこいら中にちりばめられていて、それは巧妙でした。特に上手いなぁと思ったのは、蝶々さんの部分には日本の陰音階が多用されていて、イタリア語の歌詞が聞こえてくるのが奇妙でした。でも、プッチーニは、東洋趣味があったのかなかったのか、よく考えたらパリ万博の時にタイムリーに生きているんですよね。ドビュッシーやゴッホが「日本」に影響を受けたように、彼もまた未だ見ぬ「ジャポン」を題材にしたのは興味深いですね。

あ、今回一番気に入った歌手のひとは、スズキ役のElena Cassian。(なんでスズキなんだろう。なんで名前じゃないんだろう。笑)

   ♪ ♪ ♪

いつか日本人演出の日本人が歌う「蝶々夫人」を観たいと思います。ちゃんと「内股でしとしと歩く」着物姿がみたい。それに「振り」や「小道具」「大道具」への解釈が、だいぶ違うに違いない。笑





こめんと [ 0 ] とらっくばっく [ 0 ]
Joshua Bell x LSO
CATEGORY : [Music: Concerts/Recitals] 2007/02/23 06 : 06
2007年2月18日(日)
19:30開演
バービカンホール


Janáèek Jealousy Overture
Brahms Violin Concerto
Janáèek The Fiddler's Child
Janáèek Taras Bulba

Joshua Bell violin
London Symphony Orchestra
Mark Elder
conductor

 * * * * *

天使のように優しく語り、悪魔のように淫らに誘う伝説の名器 レッド・バイオリン



映画『レッド・ヴァイオリン』
のチラシを見て以来(結局、映画は未だ観ていない。)、“ジョシュア・ベル”が聴いてみたかった。「天使のように優しく語り、悪魔のように淫らに誘う伝説の名器 レッド・バイオリン」に「命を吹き込んだ」ヴァイオリニストって?とずっと聴いてみたかった。Josh Groban ジョシュ・グローバンの2ndアルバムの中の『Mi Mancherai』に入っているジョシュアの音。ヴィオラみたいに大きくて、でも繊細で、温かい音。それが聴きたくて聴きたくて、数年越しでやっと実現した一夜。ブラームスのコンチェルト。これまた叙情的で血が騒ぐような曲。彼の音で一体どうなるのか楽しみでいっぱいでした。

で、何せ貧乏学生なので一等安い席のせいか、音響が…。ガックリ。でも、良かったです。そりゃ良いに決まっているんだけれども、何が良かったか。言葉で説明するのは難しいですが、音楽に魂が入っていた、という表現があってるかな。牧歌的な主題で始まるオケに(オーボエも美しかったです。)、緊張感たっぷりの悲痛な旋律とともに登場するヴァイオリン。心臓を一気にわしづかみにされる音でした。彼のアルバムを見てもわかるように、彼のヴァイオリンはどうしても甘いイメージが強いですが、内面に秘める熱いモノが溢れ出てくるのが、押し寄せてくるアプローチで、強烈なまでの副付点に血がザワザワしてしまいました。

ジョシュアの立ち方は必見です。不思議な立ち方をします。膝が曲がると言うか、とにかく重心がよく保てるよなーと思うような不思議な立ち方です。

  ♪ ♪ ♪
 
ジョシュアのヴァイオリン以外のプロは、ヤナーチェク特集。今までヤナーチェクってチェコ人だよね?ぐらいの知識でしたが、これがまた大ヒット。ブラームスがデリケートだとしたら、ヤナーチェクは素朴で土着な感じ。チェコらしいといっても、何がチェコらしいのかはわからないけれど、東欧の民謡のような旋律だったり、やっぱり「血」がわさわさっとするような音楽。

The Fiddler's Childは、演奏前に指揮者の解説があって、ほほーっと理解も深まりました。(筋立てが『魔王』に似ていると思うのは私だけでしょうか。)Taras Buldaは、3人の英雄の死の曲。詳しくはコチラ(wikipedia)をご参照。


このヤナーチェク作品、是非チェコフィルで聴いてみたいです。やっぱり「血」は音楽には大切ですからね。



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内田光子xLSO第1夜
CATEGORY : [Music: Concerts/Recitals] 2007/02/22 03 : 29
2007年2月21日(水)
19:30開演
バービカンホール
(バービカン)



James MacMillan The Confession of Isobel Gowdie
Mozart Piano Concerto No 13, K415
Dvorák Symphony No 6

London Symphony Orchestra
Sir Colin Davis
Mitsuko Uchida (Piano)

 * * * * *

生まれて初めて、心から思った。

Mozartってピンク色だ。

この言葉、のだめ愛読者の方ならすぐにご理解いただけるかと思います。笑


内田さんの音は本当にmagicalです。
なんであんなにコロコロした春みたいな音がでるんだろう?


つづきは、また3/3のブログで。







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